キャットファイト視姦距離マット祭り-2019 最後のいたずら…ヤヴァイ！！ガチで、電マでイっちゃった！2019年4月24日（水）at／新宿御苑大会収録

平成最後の熱気が漂うキャットファイト大会「視姦距離マット祭り2019」は、新宿御苑の会場全体を舞台に、観客が息をのむほどの接近戦が展開される。タイトル通り、視姦距離で繰り広げられる試合は、格闘の緊張感に加え、下着がきしむ摩擦音や息づかいまでも伝わる臨場感が支配的。競技としての真剣さと、背徳的なスリルが絶妙に交錯している空間を作品は克明に捉える。

登場するアザゼル☆桃娘とりなπは、体格も雰囲気も対照的。桃娘はスレンダーな肢体をぴったりと包む下着姿で、フェティッシュな刺激を直撃。一方、りなπは格闘技経験者らしい安定感を持ちながらも、守勢に回るたび表情に揺らぎを見せる。レビューでも「追い剥ぎの達人」と評された桃娘の狡猾な試合運びが、戦闘と官能の境界を曖昧にしていく。衣類を奪い合う行為がそのまま性的支配のメタファーとして機能するのも、このシリーズならではだ。

試合は予想外の展開を迎える。ブラやパンティをめぐる攻防の末、りなπがついに防戦一方となり、ポロリ寸前でギブアップ。その直後の罰ゲームでは電マ責めが炸裂し、羞恥と快感が混じる瞬間が映し出される。腰の痙攣やかすかな喘ぎ、観客のざわめきが重なり、視聴者まで巻き込む高揚感を生む。口コミでも「電マ攻撃が素晴らしい」との声が多く、肉体の戦いから精神の崩壊へと至る軌跡が作品の核心をなしている。

CPEレーベルの視姦距離マット祭シリーズは、単なる格闘ではなく、羞恥・暴露・興奮を多層的に組み合わせる演出で知られる。その独特の演出手法は、女同士のプライドを賭けた争いを、観覧フェチや支配構造の視点から分析可能なAV文脈へと昇華している。観客の私物が使用される突発的な演出も、リアリティと偶発性の妙を際立たせ、シリーズの持つ“見られる戦い”の本質を再確立した一作と言える。