女祭り2016 ～寒中！お下品キャットファイト～ コスチュームを溶かせッ！お客様ぶっかけマッチ！ 2016年12月29日（木） at／新木場1stリング大会収録

年末恒例イベントとして定着した女祭り2016は、新木場1stリングを舞台に繰り広げられた熱気と混沌のキャットファイト興行だ。観客で埋め尽くされたリングでは、笑いと悲鳴が入り混じる中、海外選手や実戦派ファイターが入り乱れ、敗北すらエンターテインメントとして昇華されていく。照明に照らされ濡れたコスチュームが張り付き、身体が交差するその瞬間、単なる娯楽ではなく“女性同士の意地と艶”が火花を散らす。大会ならではの一体感と盛り上がりが、CPEらしいカオスな世界を生み出している。

登場するキャストは、経験豊富なセクシー女優たちを中心に、多彩な個性がぶつかり合う構成。強気な眼差しで挑む戦闘スタイルの大和姫呂未、妖艶な所作で対戦相手を翻弄する伊織涼子、可憐さの裏に意地を秘めた若林美保など、それぞれに異なるフェチ的魅力を備える。衣装は白シャツやビキニタイプなど試合ごとに変化し、その透け感や張り付き具合が肉体美を際立たせる。レビューでも「水鉄砲で濡れた髪や透ける乳首に惹かれる」との声が多く、視覚的な官能と闘争の共存がこのシリーズの真髄だ。

試合展開では、バイブ責めや水濡れファイトといった演出が映える。白玉あもとみでぃ対戦では、互いに責め合いながらも笑みを交える余裕が生まれ、支配と羞恥の境界があいまいになっていく。観客の声援が熱を帯びる中、リング中央で絡み合う身体から水しぶきが飛び散り、腰の揺れや息遣いが観る者のフェティシズムを刺激。視聴者の多くが「むっちりした体格の子のポロリハプニングを期待」と評するように、偶発的な露出が試合の緊張をいっそう高める。アクションの硬質さと官能描写が絶妙に交差する点こそ、本作の醍醐味といえる。

レーベルCPEのキャットファイトAVシリーズは、格闘とエロスを融合させた「見せる試合」の作りに定評がある。演出は滑稽さとリアリティの境を巧みに渡り、出演者の汗や表情を生々しく切り取るカメラワークが印象的。女同士の意地、笑い、そして恥じらいが層をなして描かれ、単なる闘いを超えたフェチ映像として成立している。15周年を飾る今回は、団体の歴史とCPE的バラエティ性が凝縮された総決算とも呼べる一作だ。