K.O-GP ノックアウトグランプリ2

超過激ルールの下で繰り広げられる本作は、プロレスと柔道の要素が交錯するキャットファイト特化タイプの格闘系AVです。 高身長と低身長、美人とフツーという対照的なカードがリング上でぶつかり合い、単なる勝敗以上に、格闘スタイルとプライドがむき出しになる異種格闘戦として設計されています。 ルールは「相手を3回失神させた方が勝ち」という明快かつ残酷な設定で、締め技が主軸に置かれているため、意識が落ちていく瞬間の脱力や痙攣、再開時の動揺した呼吸など、肉体の変化をじっくり追える構成です。 互いの陰湿な因縁や情念が重なっていくにつれ、技の一発一発に私怨が乗り、スポーツライクな試合から、支配と報復が渦巻くダークなキャットファイトドラマへと変質していきます。

対戦カードの軸となるのは、身長172cmのビジュアル系ファイター星優乃と、対照的な低身長・フツー寄りのキャラクターという構図です。 星は「高身長ビジュアルクィーン」と紹介され、長い手足を活かした関節技や絞め技で相手を絡め取る“見せる格闘エロス”の要となる存在で、肉体的な優位性ゆえの余裕や、追い込まれたときの焦りがフェチ的に強調されています。 一方、対戦相手は派手さよりもしぶとさや根性で食らいつくタイプとして描かれ、ビジュアル格差と実力差が本当に存在するのか、それとも「ただのデクノボウ」なのかという煽りが物語的な緊張を生みます。 レビューでは白目や涎が見どころとして語られており、顔面のゆがみや口元から垂れる唾液が、単なる格闘AVを越えて、女の本能むき出しの視覚フェチとして機能している点も特徴です。

プレイ内容としては、全編を通じて絞め技が中心に組み立てられており、「絞めて落として、起こして再開」というサイクルが何度も繰り返される構成です。 フロントチョークやスリーパーホールド系の多彩な締め落としに加え、関節技や腹パンチも織り込まれ、リング上での体勢変化や腰の痙攣、呼吸を奪われた瞬間の表情の揺らぎが、観戦フェチとしての快感を強く押し出しています。 レビューでは「失神が多く良作品」「白目好きにはたまらない」といった声が目立ち、意識が飛ぶ寸前の目の泳ぎから、完全に落ちた後の脱力した四肢まで、意識レベルの変化そのものがフェティッシュな見どころとして評価されています。 終盤の罰ゲームパートでは、敗者を椅子に縛って後ろから延々と首を絞め続けるシーンが用意され、逃げられない拘束状態での支配と被支配の構図が鮮明化し、地面に水たまりができるほどの股間の濡れ描写、唇からあふれる涎が、身体的限界と性興奮が重なる格闘レズ的な倒錯感を補強しています。

SLEEPING CATSレーベルの「ノックアウトグランプリ」シリーズらしく、本作も“失神フェチ特化”の作り込みが際立っており、キャットファイトジャンルの中でも、競技性とフェティッシュ性のバランスに重点を置いた作品といえます。 3カウントではなく「3回失神」という明確なゴール設定により、首絞め、関節、腹攻めなど、さまざまな技を経由しながら、白目・痙攣・脱力といった肉体反応を段階的に味わえる構成は、観察型のマニアに向けた演出です。 レビューでも「いろいろな格闘締め落としが見られる」「地面の水たまり描写が良い」といった声があり、必ずしも派手な喘ぎ声や電マ責め一辺倒ではなく、締め技で追い込まれた末の涎、白目、身体の震えに欲望を感じる層に刺さる仕上がりになっています。 電マでの絶頂シーンも用意されているものの、むしろ「失禁まで行ってほしかった」という要望が出るほど、視聴者の期待は締め技と失神に集中しており、シリーズらしい失神フェチ路線を貫いた一作といえるでしょう。